まとめも

大事だと思ったこと、困ったところのメモ

任意のディレクトリにtmpfs設定する

tmpfsとは

tmpfs設定すると、データが通常HDDに書き込まれるところをメモリー上に書き込まれるようになります。

なぜ必要か

一般的に記憶装置の書き込み回数には上限があります。特にフラッシュメモリーの上限は数千回と言われています。

機器の寿命を減らすとともに、メモリー上に書き込むため、高速に動作するtmpfsを特定のディレクトリに適用する方法を説明します。 /dev/shm というディレクトリは、最初からtmpfsに設定されているため、どこでも良いという人はここを使うこともできます。

tmpfs設定

まず、 /etc/fstab を編集します。

/home/admin/tmp というディレクトリを、32Mbyteのサイズで設定する場合の例

tmpfs   /home/admin/tmp    tmpfs   defaults,size=32m,noatime,mode=1777  0  0

上記の設定を /etc/fstab に追記します。

次に、再起動します。

最後に、df -h で確認します。

tmpfs            32M     0   32M   0% /home/admin/tmp

先ほどの設定例の場合、上記のような行が見えると成功です。

最後に

tmpfs設定したファイルは、リブートやシャットダウンで中身が消えてなくなることに注意してください。

/etc/rc.local に書かれた内容は起動時に実行されるため、 tmpfs/etc/rc.local をうまく使うと、機器に負担の少ないシステム構築が可能です。 rc.local に書かれたスクリプトは起動時に管理者権限で実行されます。また、編集には管理者権限が必要です。